雪景色  田久保撮影 

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著者紹介

Morson and Dawson’s Gastrointestinal Pathology 5th Edition

Shephard NA, et al. Ed. 2013, Wiley-Blackwell, Oxford

本書は消化管病理学の教科書の中で、最も古く世界的に読まれています。しかし、本書の執筆者の多くは日本人ではありません。本研究グループメンバーをはじめ、わずか3人の日本人病理学者が執筆しています。消化管の病理学は日本国内で研究された多くの優れた業績があります。本来でしたら、著者の多くを日本人が占めることができると考えています。

食道癌 腫瘍病理鑑別診断アトラス

田久保海誉、大橋健一編集 2012、文光堂、東京

主要臓器のがんは、日本病理学会と臓器の関連学会(例えば日本食道学会)により、その臓器のがんの取扱い規約が定められ、臨床的、病理学的所見の記述法や分類が統一されています。以上の基準により日本ではがんの解析が行われ、優れた業績をあげています。本アトラスは「食道癌取扱い規約」の詳細な説明と、規約では記述のない重要な所見を説明しています。本グループのメンバーが編集に参加し、田久保、相田、櫻井、新井が五つの項目を執筆しています。

Pathology of the Esophagus 2nd Edition An Atlas and Textbook

Kaiyo Takubo 2007, Springer Tokyo Berlin Heidelberg New York

本研究グループからの著書であり、日本語版「食道の病理」の英語版の第2版です。消化管学に関する日本からの情報発信の不足を欧米から指摘されていました(Stolte M. Virchow Arch 1999)。この指摘に応えると同時に、早期がんに関する日本的な診断方法の正当性などが主張されています。国際食道疾患会議、日本食道学会や日本病理学会の会員の協力を得て刊行されました。Gastroenterology、Gut、Am J Surg Pathol、Der Pathologeの書評で絶賛されています。

The Diversity of Gastric Carcinoma
   -Pathogenesis, Diagnosis, and Therapy-

M. Kaminishi, K. Takubo, K. Mafune (Eds.) 2005, Springe-Verlag Tokyo Berlin Heidelberg New York

日本の医学領域で誇るべき高いレベルである胃がん学に関する論文は、伝統的に日本語で出版されていることが多く、英文書籍には引用されず、諸外国からも日本の消化管学、胃がん学に関する知識の世界への普及が望まれていました(Dixon MF. Gastric Cancer 2000)。これらの外国からの要望に応えるものです。本研究グループメンバーが編集に参加し、二つの章がメンバーにより執筆されています。トルコ語版が出版されています。

 

★ このたび、私たちからの前がん状態(前がん病変を含む)の定義に関する提案をPROPOSAL(本項目の上部)の中にPDFファイルとし て掲載しました。これは、これまでの研究成果を基に新たに提案しました。今回「前がん病変(状態)とは何か」というテーマについて日本語と英語の小文を提示しております。ご一読頂けましたら有難いです。(2013.11.08)

★  1月26日(月)の公開講座にご来場の皆様ありがとうございました。次回は3月3日(火)に狛江エコルマホールにおいて開催されます(開催案内:東京都健康長寿医療センター研究所公開講座)。今回の公開講座も当研究グループが担当し、「テロメアから解き明かす高齢者のがん」がメインテーマです。研究部長の田久保海誉が「高齢者で短くなるテロメアって何?」、研究員の相田順子が「お酒でテロメアが縮む?」、医療センター内視鏡科医長の西村誠が「高齢者に負担の少ないがん治療」というタイトルでお話しします。ご興味のおありの方、今回おいでになれなかった方はどうぞご参加下さい。(2015.02.2)

研究情報の公開:現在、当研究室(相田順子)が中心となって多施設共同で表在型バレット癌の深達度と予後因子についての調査研究を進行中です。調査対象者が特定されるような情報は収集せず、表在型バレット癌の外科的、あるいは内視鏡的に切除された病変の情報を集めて検討し、今後のよりよい治療に繋げて行きます。患者様の中で、ご自分が調査対象となる可能性のある方は、治療を受けられた病院の担当の医師に調査対象となっているか、お問い合わせ頂き、対象となることを拒否することができます。(当施設では患者様の情報を収集しないため、対象となっているかどうかについてはお応えすることができません)本研究に参加している施設と代表者は下記の通りです。また、研究結果は1月17日開催の食道色素研究会(東京医科歯科大学)、食道学会(横浜、7月)で概要を発表後、論文発表を行う予定です。

・新潟大学(竹内学)・東京医科歯科大学(川田研郎)・佐久総合病院(高橋亜紀子)・埼玉がんセンター(有馬美和子)・兵庫県立西宮病院(小林研二)・福岡大学筑紫病院(小野陽一郎)・東海大学(小澤壯治)・大津市民病院(濱田新七)・虎の門病院(井下尚子)・仙台オープン病院(前田有紀)・大阪府立成人病センター(石原立)(2015.01.20)