論文
膵癌細胞の3次元培養の論文に、10,000回以上のアクセスがありました。
2021年にScientific Reports誌に掲載された、上皮系と間葉系の膵癌培養細胞株の3次元培養による形態と機能、抗癌剤の効果の違いについての論文に、現在までに10,000回以上のアクセスがありました。培地中に浮遊する癌細胞の塊(スフェア)の表面の微細構造の違いを、私達が独自に開発した方法で初めて明らかにしました。現在は、体の中に類似した3次元培養下での膵臓癌細胞の特徴の解析や、有効な薬剤の探索などを進めています。
Minami F, Sasaki N, Shichi Y, Gomi F, Michishita M, Ohkusu-Tsukada K, Toyoda M, Takahashi K, Ishiwata T.Sci Rep. 2021 Mar 24;11(1):6775. この研究は、東京都健康長寿医療センター研究所の研究生で、当時、日本獣医生命科学大学の学部学生(4~6年生)だった南 風花さんが中心となって行ないました。Scientific Reports誌のTop 100 downloaded articles in cancer, 2021にも選ばれています。