業績一覧

組織切片FISH法による研究

舌がんなどの口腔がんは口腔上皮のテロメアが短くなると発生する

Junko Aida, Toshiyuki Izumo, Naotaka Shimomura, Ken-ichi Nakamura, Naoshi Ishikawa, Masaaki Matsuura, Steven SS Poon, Mutsunori Fujiwara, Motoji Sawabe, Tomio Arai, Kaiyo Takubo Telomere lengths in the oral epithelia with and without carcinoma.Eur J Ca. 2010; 46: 430-438.

舌がんなどの口腔の扁平上皮がんは、現在世界的に増加傾向にあります。臓器としては8番目に多い「がん」と言われています。口腔がんも他の臓器と同様、30歳代までの発症はごく稀です。高齢者においてこの「がん」が発生してくる理由として、高齢者ではテロメアが短縮し、上皮細胞の染色体が不安定となっていることが考えられます。この論文では「がん」を持つ口腔上皮は「がん」のない人に比べてテロメアが短く、染色体の不安定性があることを証明しています。つまり、「がん」の発生してくる人は老化が加速しているともいえます。今後は加齢以外のどのような原因でテロメアが短縮するのかについて研究して行きます。