業績一覧

組織切片FISH法による研究

食道がんは食道上皮のテロメアが短くなると発生する

Kaiyo Takubo, Masahiro Fujita, Naotaka Izumiyama, Ken-ichi Nakamura, Naoshi Ishikawa, Steven S Poon, Mutsunori Fujiwara, Motoji Sawabe, Masaaki Matsuura, Heike Grabsch, Tomio Arai1, Junko Aida. Q-FISH analysis of telomere and chromosome instability in the oesophagus with and without squamous cell carcinoma in situ.J Pathol. 2010; 221: 201-209.

食道の扁平上皮がんは高齢者に好発する「がん」です。この「がん」は30歳代までは、まず発生しません。では、なぜ高齢者でこの「がん」が発生してくるのでしょうか。この論文の中で、「がん」を持つ食道上皮はテロメアが短いこと、染色体の不安定性のあることを証明しました。つまり、「がん」の発生している上皮では、老化が加速していました。この論文によりテロメアが短くなると「がん」の発生の危険があるといえました。今後は加齢以外のいかなる因子がテロメアを短くするか研究します。